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2016年11月19日(土)、川口市民ホール・フレンディアにおいて教育フォーラム2016(埼玉労福協・連合埼玉共催)を開催しました。
教育フォーラムは、埼玉県の「教育週間」に併せて毎年開催しているもので、2016年度は多発する子供へのいじめや、親子関係、マイノリティーへの理解を深めるため、尾木直樹氏(教育評論家、法政大学講師)をお招きし「将来を担う子どもの教育を考える!」をテーマに開催しました。
会場に登場した尾木氏は、早速トレードマークであるママ言葉で参加者を惹きつけ、会場は一気に“尾木ママ”ワールドに…。子どもたちが将来への希望が持ちにくい教育環境、そしてその環境を生み出している社会の問題について、尾木ママは親しみやすいママ言葉で分かりやすく説明してくださり、より深くその問題について考えさせられました。
「子どもたちを否定せず、自己肯定感を育ててあげる」-それは、私たち大人が誰でも出来る子育て。尾木ママが教えてくれたのは、けして難しいことではありません。『どうしたの?』と『それは大変だったね』のたった2つの言葉だけ。
尾木ママの笑顔で始まったこのフォーラムは、この2つの言葉を参加者全員で何度も練習し、終始和やかな雰囲気に包まれて終了しました。
フォーラムの中でも触れられた「親の年収と子どもの学力の関係」は、そのまま労福協が取り組んでいる奨学金制度の問題にもつながります。将来を担う子どもたちのために、少しでも早く「奨学金問題の解決」に向けて取り組んでいかなければならないと痛感したフォーラムでした。尾木先生はテレビで知られている独特の話術により会場の笑いを誘いながら、いじめ事件や多様性を認めないような国の教育姿勢に「確固たる教育理念」にもとづいた反論を展開され、共感が広がったフォーラムとなりました。
当日は、埼玉労福協構成組織や地方議員、川口市民など342名が参加しました。
活動報告教育フォーラム2016を開催しました。
報告日:2016.12.12