活動報告埼玉労福協理事会で南相馬市、浪江町を視察

報告日:2013.09.20

寄贈した刈払機
田んぼに打ち上げられたままの漁船
内容

 埼玉労福協では、毎年この時期に「役職員研修会」を開催していますが、9月9日(月)、福島県労福協と浪江町、南相馬市社会福祉協議会のご協力を頂き、「南相馬市」と「浪江町請戸地区」を視察しました。
 2012年の3月から2013年にかけて、「2HJ(セカンドハーベスト・ジャパン)」と埼玉労福協が連携して、「マスク」・「毛布」・「消毒液」などを南相馬市の保育園や施設に提供したところから「つながり」がありました。
 今年、7月には中央労働金庫の役職員による「福島支援・現地訪問」が行われ、その際に埼玉労福協と福島県労福協が「現地」と「労働金庫職員のボランティア」を繋ぐことができました。
 7月に南相馬市小高区のボランティアセンターを訪問した際に、現在のボランティアの作業は、除染が終わった家の家財の運び出しや、家周辺の草刈であることが報告され、継続的なボランティア活動には水やビニール袋、刈払機の替刃が不足しているとのことでした。
 (一社)埼玉労福協では、理事長の出身産別であるJAM北関東に加盟している(株)ハスクバーナ・ゼノアの労使のご協力により「刈払機5台と替刃20枚」を寄贈し、現地を訪問することになったものです。
また、埼玉労福協が浪江町の復興支援員事業を受託していることから、まだ「帰宅困難区域」のある浪江町を訪問し、津波被害の大きかった請戸港や請戸小学校のある請戸地区を視察しました。
 福島市から南相馬市に向かう途中、川俣町や飯舘村を通過しました。本来であれば「稲の海」であった田んぼに「除染作業中」の幟が立ち、雑草に覆われている光景に視察参加者は「2年6ヶ月の空白」を実感させられました。