活動報告地域労福協代表者によるいわき市視察を行いました

報告日:2012.01.28

うつくしまNPOネットワーク鈴木事務局長
いわき市生涯学習センターでの研修風景
津波被害により土台だけのいわき市薄磯地区の様子 
内容

 1月18日、埼玉労福協は定例開催している「地域労福協代表者会議」を被災地視察に変更し、埼玉労福協理事、地域労福協代表者、事業団体代表者など24名が参加しました。
 当日は、さいたま新都心を午前8時にバスで出発し、いわき市平にある「いわき市生涯学習センター」において、事前研修を行いました。
 研修では、①うつくしまNPOネットワークの鈴木事務局長から、福島県における被災者支援活動とNPOの役割についてご説明いただき、②特定非営利活動法人いわきNPOセンター照井理事長から、いわき市内の被災状況ならびに原発事故避難者の仮設住宅の状況、「いわきNPOセンター」としての取組みについてご報告頂きました。
 また、浜通り全体の「震災・復興」の課題について、自治労福島県本部・浜総支部斎藤事務局長から報告を戴きました。
 その後、参加者は大型バスで、いわき市内の仮設住宅(いわき市内には2,000戸の仮設住宅がある)を見学し、津波被害の大きかった薄磯地区(塩屋崎灯台の近く)を視察しました。
 豊間地区では、地元の復興を目指す区長から「津波で住宅の8割が被害を受け高台の仮設住宅で生活しているが、必ず元の場所に街を復活させたい」との話を聞くことができました。
 最後に、いわき市おさかな市場「ららみゅう」に立ち寄り、水産業者が頑張ってつくった干物や土産を購入し、埼玉へ戻りました。
 参加者は、「津波被害の状況を目の当たりにすると、話に聞いてはいたが実際に来てみると言葉が出ない」などと話し、「復旧・復興」の取組みと支援の必要を実感したようです。

添付書類

東日本大震災いわき市の被害状況